2017年8月23日、中国新聞網によると、仏パリ近郊で先日、強盗に襲われた70代の中国系女性が死亡するという事件が起きた。

昨年夏までの半年間にアジア系女性ばかりを狙って140件余りもの強盗を行った若者グループもおり、現地の華人らの間には不安が広がっている。

被害者の女性は先月31日、友人と一緒に外出したところを2人の若者に襲われた。地面に倒れた際に頭部を打ち付け、顔にもけがを負ったという。女性はその後病院に緊急搬送されたが、今月20日に死亡した。

現場付近では以前も中国人観光客が3人の若者に携帯電話をひったくられるという事件が起きているという。

記事はまた、2015年末から16年夏にかけてある若者グループがアジア系女性だけを狙って140件余りの強盗事件を起こしていたことも説明。

現地の華人から「パリでは家から出ると“地獄”かもしれない」とのコメントが寄せられたことや、昨年8月にパリ北部の都市オーベルヴィリエで華人男性が強盗にあって死亡していることなどを伝えた。

昨年1〜8月にオーベルヴィリエで傷害事件の被害者となった中国系市民は1048人に上るという。(翻訳・編集/野谷)

http://www.recordchina.co.jp/b188379-s0-c30.html

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写真はパリ。