>>1の続き)

すると2次ベンダーはさらに3次ベンダーと費用を分担する。このようになれば財務構造が弱い最下位下請け業者から崩壊する。これに対し自動車メーカー労組がストしても自動車メーカーは潰れない。

彼はこれを「見えない所から自動車産業生態系が腐っていくもの」と例えた。

イ社長は現代自動車、起亜自動車、韓国GMの労組に「今年韓国の自動車メーカーの輸出量が減り部品業界も少なくない打撃を受けたが、どうか長期ストだけはしないでほしい」と訴えた。

また「一度自動車産業の生態系が崩れれば戻すのは難しい。部品業界の生き残りのために政府が助けてほしい」と求めた。

(おわり)