仏教は中国から日本に伝わったものであり、建築様式に違いはあれど、中国にも寺院は存在する。また、中国人は賑やかさを好む国民性と言われ、日本を訪れる中国人旅行客としても繁華街の方が好むのかと思いきや、京都には中国人を魅了する美しさがあるのだという。

清水寺は中国でも観光地として知られているようだが、中国メディアの今日頭条は19日、京都には古都の文化を体現しつつ、絶対的な美しさを持つ寺院が数多くあると伝え、「わびさび」の文化は美しいと伝えている。

記事は、京都市左京区にある実相院や左京区、山科区にある勧修寺、さらには祇王寺や高山寺、天岩戸神社や平等院なでお複数の神社仏閣について写真とともに紹介し、京都は清水寺以外にも美しい寺院が山のようにあると紹介。

記事が紹介している仏閣はいずれも長い歴史を持つものばかりで、自然と人工物が違和感なく溶け込んでいる。

さらなる現代化を渇望し、中国にある高層ビルの高さや高速鉄道の距離などを誇る中国人は多い。それでも京都にある美しい仏閣の数々と「わびさび」の文化は心が揺さぶられるもののようだ。

「わびさび」とは一般的に「質素で静かなことやもの」を指す。経済成長を遂げ、物質的な豊かさを手に入れつつある中国人だが、物質的な欲求は減り、精神的な充足を求める一環として「わびさび」に魅力を感じる人が増えているのかもしれない。(編集担当:村山健二)

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