詐欺事件で使われたとされる「偽の金塊」を警察が公開しました。

およそ170点、あわせて重さおよそ20キロの「偽の金塊」で、一つひとつは大人の手の平より小さいサイズで仏像のような形をしています。

成分は「金」ではなく銅と亜鉛を合わせた「真ちゅう」とみられています。

この「偽の金塊」は今月、詐欺の疑いで逮捕された中国国籍の張云容疑者が薩摩川内市の54歳の女性に本物の金だと偽って販売し、現金1000万円をだまし取る犯行に使われたということです。

張容疑者は「工事現場で大量の金塊を発掘した」などとうそを言い、用意していた本物の純金の破片を女性に渡して信じ込ませていたということです。

張容疑者は今年6月、同じような手口で現金をだまし取ろうとしたなどとして警視庁に逮捕されていて、警察の調べに対し「鹿児島には来ていない」と容疑を否認しているということです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00010000-kkbv-l46


1000万円詐欺事件 偽の金塊 警察が公開

薩摩川内市の女性に偽の金塊を渡し、現金1000万円をだまし取った疑いで、中国国籍の男が逮捕された事件で、警察は25日、事件に使われた偽の金塊を公開しました。

報道陣に公開された偽の金塊です。金色に輝いていますが、すべて銅と亜鉛の合金です。仏像の形をしたものが8個、舟の形をしたものが160個で、合計およそ20キロです。

(薩摩川内警察署竹中拓哉副所長)「色とか重さとか信じ込ませるようなつくりにはなっている」

この事件では今月8日、詐欺の疑いで中国国籍で住居不詳の無職張雲容疑者(33)が逮捕されています。

薩摩川内警察署によりますと張容疑者はおととし5月、薩摩川内市の54歳の女性に本物の金の破片を渡した上で、後日、偽の金塊と引き換えに、現金1000万円をだまし取った疑いがもたれています。

張容疑者は、容疑を否認していて、警察では偽の金塊の入手先や動機などについて捜査しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00024966-mbcnewsv-l46