今月26日、日本の人気俳優が公の場で韓国人を「朝鮮人」と呼び、物議を醸している。

日本のゲーム『龍が如く 極2』の新作発表会で、声優を務めた寺島進さん(53)が舞台あいさつ中に「きょうステージに上がっている何人かは『朝鮮人』なので、朝鮮からミサイルが飛んでこないようお願いしたい」と発言したのだ。

寺島さんは1986年から芸能界で活動し、100本以上の映画に出演している韓国でも有名な俳優だ。今回のゲームには声優として参加した。

この発言に韓国人ゲーマーの大多数は反発したが、何が問題なのかと不思議がる声もあった。

「チョウセンジン」とは「朝鮮人」を日本語読みで呼んだだけであり、見下したり蔑視したりする意味のない中立的な表現というわけだ。これは理にかなった主張なのだろうか。

■「朝鮮人」は問題ある表現

もちろん、そうではない。日本社会で「朝鮮人」は韓国人を蔑視する目的で使われることが多い。1929年の光州学生抗日運動の主役だったパク・ジュンチェ(1914−2001)は後日談で、日本人と争った際に「朝鮮人」という言葉を聞くのが怖かったと告白した。

その時代から朝鮮人という表現がののしり言葉と考えられていた証拠だ。

中央大(韓国)のパク・チョンヨル名誉教授(日語日文学科)は

「朝鮮がなくなって間もないころ、すなわち日本による植民地時代の初期までは、朝鮮人という言葉は文字通り朝鮮出身の人を指す中立的な言葉だった。しかし日本による統治が長くなると、朝鮮人という言葉は対等な関係の人ではなく支配される立場の人という意味を内包するようになった」と指摘した。

ただ、20世紀初めに日本に渡った朝鮮人の一部は現在でも「朝鮮籍」という国籍を維持しており、このため自らを「朝鮮人」と呼ぶこともある。

しかし、黒人に対する蔑称「ニガー」という言葉を黒人が仲間同士で使っているからといって、われわれが黒人を「ニガー」と呼んではならないように、日本人が韓民族を「朝鮮人」と呼ぶのはどんな状況であれ問題になりうる。

「朝鮮人」がののしり言葉と捉えられるようになった由来を考えるとなおさらだ。パク名誉教授は「現代の日本語で朝鮮人という言葉は限りなく蔑視の意味に近い。侮辱する意図がなかったとすれば『韓国人』という表現を使ったはずだ」と指摘した。

■北朝鮮を指していた?

一部では、北朝鮮による「ミサイル発射」が話題になっていることから、寺島さんが北朝鮮を揶揄するつもりで発言したのではないかとの意見も出ている。実際に、北朝鮮の人々のことを単に「朝鮮人」と呼ぶケースも無くはないからだ。

しかし、そうだとしても公の場ですべき発言ではなかったというのが大方の意見だ。例えば「ヤンキー」は米国北部の住民、特に欧州系の白人を指す蔑称とされているが、米国南部の住民全てが平気でこの呼び方を使うわけではない。

パク名誉教授は「心でどう思っていたとしても、口に出していい表現ではない」と述べた。

■ゲームの韓国発売も不透明に

『龍が如く 極2』は今年12月7日に韓日で同時発売の予定だ。韓国語対応も予定されている。

しかし、前作の『龍が如く6』は、極右的な内容を含んでいるとして、日本発売の1日前に韓国発売と韓国語対応の中止が発表された。そして前作に続いて新作も韓国発売目前で計画が頓挫する危機に陥った。

韓国のゲーマーの大多数は「寺島進が公式に謝罪しなければ『龍が如く 極2』が韓国で正式に発売されても購入しない」と反発している。

ムン・ヒョンウン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/28/2017082803112.html

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