対戦前に早くもヒートアップ

31日、2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選で韓国代表とイラン代表が対戦するが、両者の因縁は凄まじい。

両国は過去3大会とも予選で同じグループに入っているが、韓国側はイランでのアウェイ戦で悪質な環境の練習場を用意されたり、そのグラウンドの照明が暗いなど、不十分な対応に以前から不満を漏らしていた。今回はイランが韓国にやってきているが、そのイランも芝の状態が悪いと不満を口にしている。

今回も穏やかなムードで90分を終えるのは難しそうな気配だが、韓国『東亜日報』もイランを厳しく批判している。

同紙はイランが劣悪な環境の練習場を用意したり、宿舎が練習場から遠いなどピッチ外でのマナーが悪いだけでなく、ピッチの中でもイランの選手たちのプレイは悪質と主張。

「自分たちがリードしている展開では大袈裟に倒れて時間を稼いだり、非紳士的なプレイを常に行う。国際サッカー連盟の提唱するフェアプレイとは最も離れているチーム」と伝えている。

今回はイラン側が練習場の芝の状態が悪いと不満を訴えているが、これも同紙は「自ら招いたこと」と厳しい。すでに戦いは始まっているといったイメージもあり、アウェイの地での扱いに両チームが不満を抱いている。ピッチ内で穏やかに試合が進むとは想像しにくいだろう。

前回対戦ではアウェイで韓国がイランに0-1で敗れており、イランはすでにワールドカップ出場を確定させている。それでもイランはアジア最終予選を無敗で終えようとしており、今回も韓国撃破に全力を挙げるだろう。白熱した試合が予想されるが、果たしてどのような展開になるのか。

https://www.theworldmagazine.jp/20170830/02national_team/177460


韓国代表、運命のイラン戦に向け初めて“ソックス”の色を変更 その理由とは

青のソックスを着用

韓国代表はロシアワールドカップ・アジア最終予選の残り2戦で、黒星が1つでも付けば、プレイオフにまわる可能性がある。そのため決して負けは許されない。31日には同組首位のイラン代表との決戦が待っており、正念場となっている。そこで、韓国はこの一戦に向け初の試みを行うという。

韓国サッカー協会は、イラン戦に向けて、赤のシャツ、赤のパンツに通常の赤ではなく青のソックスで戦うことを発表した。

韓国代表のメディア担当は、ソックスに青を着用する理由として「後へは引けないこのゲームを前に、改めて覚悟を固め太極旗(韓国の国旗)を掲げた戦士としての誇りを更に鼓舞するという意味で、ソックスの色を変更した」と説明している。韓国紙『スポーツソウル』が伝えた。

韓国のユニフォームといえば、自国を象徴する“赤”を全身に纏うイメージだが、国旗を連想させる青の配色を取り入れて戦うようだ。新たな気持ちで、さらに士気を高めて戦う韓国代表。見事イランを破り、W杯本戦出場に王手をかけることができるだろうか。

https://www.theworldmagazine.jp/20170830/02national_team/177464