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2017/09/01(金) 17:12:08.06ID:CAP_USER昨年（2016年）通期の訪マカオ外客数は前年から0.8%増の延べ（以下同）3095万0336人となり、3000万人の大台を3年連続突破した。また、今年7月の訪マカオ旅客数は前年同月から4.4%増の291万7953人で、宿泊を伴う旅客が10.6%増の160万9426人に上った。
かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、昨今では宿泊を伴う旅客はが増加傾向にあり、昨年6月から今年6月までの間、今年1、2月を除いて宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回っている。
マカオ政府統計調査局が9月28日に公表した最新統計によれば、今年7月の平均ホテル客室稼働率（簡易宿泊施設に相当するペンサオンを含む、以下同）は前年同月から2.9ポイント、前月から5.3ポイントのそれぞれ上昇となる90.4%だった。対前年の客室稼働率の上昇は14ヶ月連続。
今年7月のホテル等級別の客室稼働率は、5つ星が前年同月から1.7ポイント上昇の90.2%、4つ星が2.2ポイント上昇の92.8%、3つ星が12.5ポイント上昇の91.8%。なお、5つ星ホテルの供給客室数が9.4%増、4つ星ホテルが横ばい、3つ星ホテルが116.7%増だった点も考慮する必要がある。
3つ星ホテルが急増した理由については、昨年9月13日に客室供給数3000室規模を誇る大型IR、パリジャンマカオがオープンしたことによる。
今年7月末現在、マカオで営業中のホテル数は前年同月から3軒増の107軒、供給客室数は同15.3%増の3.65万室あり、このうち5つ星ホテルが33軒で、供給客室数は全体の60.3%を占める2.2万室。
今年7月のマカオのホテル宿泊客数は前年同月比15.6%増の121.2万人。主な内訳は中国本土旅客が21.6%増の79.2万人、香港旅客が10.0%減の16.5万人、韓国旅客が96.0%増の4.9万人、台湾旅客が13.2%増の4.9万人、日本旅客が4.0%減の1.3万人だった。ホテル宿泊客の平均滞在時間は前年同月から横ばいの1.4日。
今年1?7月累計のホテル宿泊客数は前年の同じ時期から15.8%増となる755.7万人、平均客室稼働率は4.6ポイント上昇の85.1%、平均滞在時間は横ばいの1.4日、宿泊を伴う旅客全体に占めるホテル宿泊者の割合は1.8ポイント上昇の73.3%。
昨今、マカオでは宿泊を伴う旅客が増加する一方、相次ぐ新ホテル開業による供給客室数の急増により昨年5月まで15ヶ月連続で客室稼働率が下落していた。
こういった状況の中、客室数の多い大型IR併設ホテルを中心に各社が値下げプロモーションによる積極的な集客を打ち出したことで、一定の需要喚起の効果があったためとみられ、初夏以降の客室稼働率は再び上昇に転じている。
マカオではホテル建設ラッシュが続いており、近い将来、供給数は5万室超に達する見込み。
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マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）
