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2017/09/01(金) 19:59:32.00ID:CAP_USERこの見本市は中国東北部の吉林省長春で、中国商務省と地元政府などが主催して1日から始まり、日本や韓国などのほか、北朝鮮の企業も30社余りが出展しています。
北朝鮮企業のブースには蜂蜜やたばこなど、国連安全保障理事会の決議で制裁対象とはなっていない商品が並び、完全な禁輸となった鉄鉱石など、過去の見本市では、しばしば見られた鉱物資源のサンプルは展示されていません。
一方でブースの一角には、北朝鮮からの海産物が禁輸となったにもかかわらず、料理用の干したなまこが並べられていたことから、北朝鮮の女性スタッフに記者が尋ねると、「中国の親族に渡すためのものだ」などと釈明していましたが、その後まもなく商品は撤去されました。
開幕式では北朝鮮対外経済省のク・ボンテ次官が演説し、核・ミサイル開発を念頭に「わが国の戦略的地位が高まったことで、地域の平和と安定が強固になった」と主張するとともに、「われわれの自主権を尊重し、友好的な北東アジア各国との協力関係を発展させる」と述べて、中国との経済交流に力を入れる姿勢を示し、中国と北朝鮮が依然、経済的に強く結びついていることをうかがわせました。
中国では禁輸の影響も
北朝鮮からの海産物の輸入ルートとして知られる中国東北部の吉林省琿春では、先月5日に採択された国連安全保障理事会の制裁決議で北朝鮮からの海産物が禁輸となったことの影響が表面化しています。
海産物を売る店が並ぶ通りからは、北朝鮮から輸入してきたカニや貝などが姿を消し、なかには営業を取りやめる店も出ています。
海産物販売店の男性は、「制裁で仕事を失ってしまった。輸入できず、北朝鮮に残したままの海産物もあり、損害は大きい」と話していました。
中国政府は、北朝鮮との経済的な結びつきを維持しながらも、安保理の制裁決議については着実に履行する姿勢を強調しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170901/k10011122881000.html