福岡市は1日、韓国産の養殖マスから基準を上回る抗生物質オキシテトラサイクリンが検出されたとして、食品衛生法に基づき、輸入した福岡市中央区の養殖会社「ニチモウマリカルチャー」に回収命令を出した。

市は今回検出された濃度では健康への影響は考えられないとしており、健康被害は確認していない。

市によると、同社は8月21日に韓国から56キロを輸入し、東京都の卸売会社に全量を出荷した。福岡検疫所の検査で発覚し、市が流通先を調べている。

オキシテトラサイクリンは魚の病気を防ぐために餌の添加剤として使われることがある。今回の検出値は0・5ppmで基準値は0・2ppm。

http://www.sankei.com/west/news/170901/wst1709010113-n1.html