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2017/09/02(土) 11:18:57.09ID:CAP_USER米企業団体カウンシル・オブ・ザ・アメリカズのバイスプレジデント、エリック・ファーンズワース氏はペニャニエト大統領の訪中について「メキシコは米国に代わる選択肢があることを示そうとしている。訪中はＮＡＦＴＡ交渉の最中だ。米大統領は『ＮＡＦＴＡを廃止しなければならないかもしれない』と公言している。メキシコやカナダの指導者にとっては、代替案が必要だという、極めて強いシグナルだ」と分析する。
ともに安い労働力を活用し、組立製品を富裕国の消費者に販売することで成長してきたメキシコと中国は一見、パートナーというより競争相手に見える。だが、国際化をめぐる問題では米国の保護主義に反対するという同じ立場にある。
メキシコはこれまでも貿易相手の拡大を模索しており、競争相手である中国を協力者に変えようとしている。２０１４年にはメキシコ外国貿易銀行の北京事務所を開設。メキシコの各業界団体は１４億人規模の中国市場に自動車や携帯電話、さらにテキーラを売り込むことに注力している。
同行の責任者、フランシスコ・ゴンザレス氏は７月のインタビューで、「われわれは中国でのチャンスを拡大させなくてはならない」と明言。米政権に変化があり、主要貿易相手国が今後もたった１カ国では危険だとの認識を示した。
メキシコは過去２０年間の大部分の期間、ＮＡＦＴＡの存続を疑わず他国との貿易関係を進展させてこなかった。その結果、同国と貿易協定を締結している国は４０カ国を超えているにもかかわらず、国際通貨基金（ＩＭＦ）によると、昨年のメキシコの総輸出額は７３％を米国に依存している。（ブルームバーグ Ｅｒｉｃ Ｍａｒｔｉｎ）
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170902/mcb1709020500003-n1.htm
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太平洋同盟サミットで演説するメキシコのペニャニエト大統領。ＮＡＦＴＡ廃止の可能性をにらみながら中国との関係強化を模索するとみられている＝６月３０日、コロンビア西部カリ（ブルームバーグ）
