(台北 2日 中央社)国連総会が12日から米ニューヨークで始まるのに合わせ、民間団体「台湾聯合国協進会」のメンバーらが8日に渡米し、「台湾」名義での国連加盟に向けたロビー活動を行う。

同会の蔡明憲理事長は1日、台北市内で記者会見を開き、世論調査で台湾名義による国連加盟を支持する人が約84%に上る事実や、国連加盟は台湾人の基本的人権だとする主張を、国連と中国大陸を含む全世界に伝えたいと意気込んだ。

ロビー活動として予定されているのは、▽米国の国会議員、シンクタンク、マスコミに台湾人の声を届ける ▽近年、国連本部を見学しようとしても台湾の旅券が認められず、中国大陸が発行する「台湾居民来往大陸通行証」の提示を要求されるケースが相次いでいることへの不満表明 ▽中国大陸の領事館付近での抗議デモ ▽国連の事務総長と全加盟国代表宛てに台湾の国連加盟の正当性を訴える書簡を送る、など。

(温貴香/編集:塚越西穂)

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国連本部