日本共産党の藤野保史衆院議員は1日、国会内で、日本の排他的経済水域(EEZ)内にある好漁場「大和堆」(やまとたい)で外国漁船が違法操業を繰り返していた問題で、水産庁と海上保安庁から、取り締まりの状況について報告を受けました。

海上保安庁は、7月上旬から大型巡視船を現場海域に派遣し、延べ約820隻に及ぶ北朝鮮籍とみられる違法操業船に対する取り締まりを実施。音声や汽笛による警告、退去警告に従わない漁船に対しては放水を実施し、EEZから退去させています。

8月31日、海保は取り締まりの様子の写真を公開しました。8月中旬以降「大和堆」周辺海域で違法操業の外国漁船は確認されていません。

藤野、堀内照文両衆院議員、井上哲士、武田良介両参院議員、佐藤正幸石川県議会議員、鈴木こうた衆院石川3区予定候補は8月8日、石川、兵庫県の漁業協同組合などからの安全操業を求める切実な要望を受け、

(1)違法操業を繰り返す外国漁船に対する取り締まりの強化(2)近隣諸国と連携して、主権の尊重などのルールの確立や水産資源の確保に向けた取り組みを進めること―を政府に要請しています。

藤野氏は同日、水産庁と海上保安庁に対し、「9、10月の漁期に向け、地元の漁業者のみなさんが安心できる対応を引き続き図ってほしい」と取り締まりの強化をあらためて要請しました。堀内照文衆院議員秘書が同席しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-03/2017090315_02_1.html

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(写真)水産庁、海上保安庁から報告を受ける藤野議員=1日、国会内