セウォル号船内から建設現場で使われる鉄筋が相次いで見つかっている。現在まで見つかった鉄筋だけで300トンを超えた。韓国政府は来月までにセウォル号船内の鉄筋をすべて回収する方針だ。

セウォル号現場収拾本部は2日、セウォル号貨物室のD−1区域から鉄筋32トンを追加回収し、木浦(モクポ)新港に搬出したと明らかにした。見つかった鉄筋は直径1.6センチメートル、長さ7〜10メートルで、主に工事現場で使われる鉄筋とされる。

鉄筋は先月6日に初めて見つかり、これまでに見つかった鉄筋だけで301.8トンに達する。海洋水産部はこれまでに見つかった鉄筋も含めセウォル号船内に426トンの鉄筋があると推定している。

鉄筋がすべて回収されれば重さを精密計測する作業が進められる。積載された鉄筋とセウォル号の沈没との間の相関関係を究明するためだ。セウォル号の沈没原因のひとつとして過積載問題が提起され続けているためだ。

現場収拾本部関係者は早ければ今月末までに客室と貨物室、水中捜索などの作業を完了する予定だと明らかにした。

http://japanese.joins.com/article/975/232975.html

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先月20日にセウォル号貨物室で見つかった工事現場用の鉄筋(写真=パク・ジュミン議員フェイスブック)