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2017/09/10(日) 17:51:07.90ID:CAP_USERアーティスティックディレクターは、多摩美術大学長の建畠晢(たてはたあきら)。「アジア回廊」には「作品との出会いを楽しみ、巡り歩く場を」との思いが込められている。
展示会場は二条城と国の登録有形文化財でもある京都芸術センターで、会場間は歩いて20分ほどの距離だ。
二条城では、二の丸御殿台所や堀など、城内全域に14組の作品が並ぶ。色とりどりの果物が1本の木になったチェ・ジョンファ(韓国)「フルーツの木」や、大根が横たわる「涅槃(ねはん)」、堀の水面にガラスのオブジェ600個を浮かべた三嶋りつ恵の「光はいつでもそこにある」など、華やかで祝祭性に富んだ作品が多い。
ひときわ存在感を放っているのが、蔡國強(ツァイグオチャン、中国)が二の丸御殿と台所の間に出現させた「盆栽の舟:東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト」。積み上げられた石の上に巨大な舟が乗り、5本の松の木が空に伸びる。
昨年奈良で開かれた「東アジア文化都市」で、蔡が東大寺の池に浮かべた舟だ。蔡は「文化や歴史の面から見て、奈良から京都に来るのは順番としていい」としながら、「東アジア文化都市もただの盆栽、飾り物じゃないか、という皮肉です」と語る。
http://www.asahi.com/articles/ASK807331K80PTFC029.html
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170906004226_comm.jpg
チェ・ジョンファ「涅槃」=京都市中京区の二条城
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170906004221_comm.jpg
チェ・ジョンファ「フルーツの木」=京都市中京区の二条城
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170906004228_comm.jpg
蔡國強と「盆栽の舟:東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト」=京都市中京区の二条城
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170906004231_comm.jpg
蔡國強「盆栽の舟:東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト」。奥はチェ・ジョンファ「エア− エア−」=京都市中京区の二条城