現在上映中の映画<アイ・キャン・スピーク>は日本軍「慰安婦」被害者のイ・ヨンス、キム・クンジャハルモニの実話を土台に作られた。帰国後も忘れられない苦痛の記憶による日本軍「慰安婦」被害者の苦しみと証言が含まれている。

1991年8月、旧日本軍「慰安婦」であったキム・ハクスン、ハルモニの被害証言後、日本軍「慰安婦」問題が問題化した。当時、大多数の日本人たちは日本軍「慰安婦」問題が話題になることに強い拒否感を示した。

過去の歴史事実について謝罪する必要性が全く感じられないという日本嫌韓論者らの発言が日本の最大有力総合月刊誌「文芸春秋」1992年3月号に特集対談記事でのせられた。記事は我が国の政治・経済・歴史など韓国社会全般に対する反と嫌の感情を噴出させる内容と非難で構成されていた。

この記事を契機に我が国と日本の日刊紙に「嫌韓」(韓国・韓国人に対する嫌悪)という議論が出現し、嫌韓は今も韓・日関係にあって現在進行形だ。従って韓・日関係にあって嫌韓を解決するためには、日本軍「慰安婦」問題の真の解決を省くことはできない。

日本軍「慰安婦」問題は韓日間の問題だけでなく、地球村全体の問題という観点から接近し批判しなければならないだろう。また、歴史歪曲と痛みを越えて両国が未来に進むためには日本軍「慰安婦」の本質を凝視し、いかなる利害得失も考えず、ひたすら被害者に対する謝罪と反省が前提にならなければならない。

ノ・ユンソン|高麗(コリョ)大中日語文学科博士課程修了

ソース:京郷新聞(韓国語) [京郷の広場]慰安婦と「嫌韓」の輪
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201709262056005&;code=990402