核・ミサイル開発を加速する北朝鮮と、軍事行動も辞さない構えのトランプ米政権の挑発合戦がエスカレートする中、安倍政権内では強硬論が横行してきた。

その極め付きが、麻生太郎副総理兼財務相の「武装難民射殺」発言だろう。難民への偏見を助長する暴論である。

「戦争前夜」のムードをあおりにあおった末、ついに安倍晋三首相は、北朝鮮危機を「国難」と称して衆院解散・総選挙に打って出る。強気一辺倒で突き進んでいいのか。 (皆川剛、橋本誠)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017092702000132.html