北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は1日、日本が107年前の10月1日から朝鮮半島に対して「極悪な中世的恐怖政治である武断統治を実施した」と非難する署名入りの論説を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論説は、日本が1910年10月1日に韓国統監府を朝鮮総督府に改組したことについて「看板を変えて史上類例のない植民地支配を実施し始めた」と述べた。

また、朝鮮総督府は「朝鮮人民の反日意識を骨抜きにして自分らの植民地支配を維持する目的で憲兵警察制度をつくり上げた後、それに基づいて極悪な中世的恐怖政治である武断統治を実施した」と指摘した。

つづけて、「手段と方法の限りを尽くして朝鮮民族を完全に抹殺するための日帝の悪らつな策動は、侵略戦争が拡大し、自分らの敗北が近づくにつれていっそう狂気を帯びて強行された」と非難した。

さらに、「数多くの青壮年が徴用、徴兵によって侵略戦場に連れて行かれ、20万人の朝鮮女性が性奴隷生活を強いられざるを得なかった」と述べた。

その上で、「日本の反動層が過去の罪悪に対して誠実に認めて反省する代わりに、むしろ厳然たる歴史的事実を否認して美化粉飾しながらその責任から逃れようとやっきになっている」とし、「朝鮮人民は日帝の過去の罪悪に破廉恥かつ卑劣な日本反動層の罪まで合わせて全ての代償を必ず払わせる」と強調した。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171003/soc1710030028-n1.html

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