中国製、韓国製の車輪はすぐに変形ガタガタ振動発生

■ドイツICE高速鉄道 車輪が変形摩耗、振動が発生して車輪が破断 大惨事 (写真あり)
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ドイツICE高速鉄道事故、1998年6月に時速200kmで走行中に車輪が破断、
脱線して死者101人、負傷者200名を出す欧州最大の高速鉄道大惨事が発
生した。原因は車輪の金属強度不足、金属摩耗と金属疲労により亀裂が発
生して、車輪リムが破断しフランジも割れて脱線した事故だった。

また、2008年7月にドイツ高速鉄道ICE‐3が低速走行中に、今度は車軸(ドイ
ツ製)が折れてしまい脱線した。もし高速走行中だったら大惨事になっていた。

原因は、ドイツ製車輪の冶金合金の強度不足と長時間の高速走行に耐える
金属強度が足りず、また金属が均一に磨耗せず、車輪が次第に楕円形にな
り振動を発生させていた。ICE最高速度300kmの乗り心地を悪くする振動問
題を、スプリングで誤魔化していたことも大きな脱線事故へと発展させた。

車輪が摩耗で変形して楕円になり振動が発生していれば、いつか脱線する。
ドイツは金属摩耗の変形が原因と分かっていたが、ドイツの冶金技術ではい
くらやっても問題を解決できないうちに大惨事となってしまった。またフランス
高速鉄道TGVも同じ問題を抱えており、振動対策を空気圧スプリングバネで
誤魔化すだけでドイツと同じだ。

しかし、車輪の変形摩耗、振動による大量死亡事故により、ただの振動問題
で済まされなくなった。そこでドイツは世界中から車輪を集めてテストすること
になった。そして日本製車輪の凄さにドイツ人は驚愕することになる。

ドイツ人は日本の高速鉄道をバカにして見下していた。その日本の高速鉄道
の車輪の金属冶金工学の凄さに彼らは驚いた。ドイツで普通に発生していた
車輪の変形摩耗による特有の振動が日本の高速鉄道では全く発生せず、頻
繁に車輪を真円に削ることもなく、均一に摩耗する日本製車輪に驚愕した。

ドイツICE高速鉄道に日本製の車輪が採用された。単純に車輪の金属強度が
強いだけでなく、製法は削り出しでは無く、精密に計算された特殊プレス鍛造
製法で車輪の金属結晶の分子構造を変えながら製造していた。しかも削るこ
となく真円精度誤差0.2mm以内という世界最高の真円車輪だった。また脱線
を防ぐフランジ部分は特殊製法で一体成形でありながら車輪リムの1.5倍も
強度が有る凄い物だった。

ドイツでは、この部分の強度を別な合金を使って強度を上げていた。ところが
日本では金属結晶分子構造すら自由に変えて、部分的に強度を1.5倍も上
げている日本の冶金技術に愕然した。

車輪が楕円になって振動で貨物列車が脱線する事故がアメリカでも多発して
悩ませていた。ここでも変形摩耗しない貨物用ハイタフネス波打ち車輪を作れ
るのは日本だけで、アメリカ貨物用の車輪は全て日本製だ。また地下鉄や一
般車両でも全て日本製が使われている。日本製車輪は車両体本の寿命より
長く持つ一生物で、高価だが日本の高性能車輪は、年間20万本も世界中に
輸出されている。