米NBC放送が10日(現地時間)、「ドナルド・トランプ米大統領は7月20日にホワイトハウスで行われた安保分野の首脳部会議で、『なぜ韓国人たちは韓国に米軍の兵力が支援されていることをもっとありがたいと思わず、喜びもしないのか』と発言した」と報道した。

 この会議には、レックス・ティラーソン国務長官、ジェームズ・マティス国防長官、合同参謀本部関係者らが出席していたという。

 NBCは、この会議に出席した関係者の話として、「この発言は韓国国内の米軍配備状況に関するブリーフィング中にトランプ大統領がした。国防省の高官が『米軍の韓国駐屯は究極には米国の国家安保にも利益になる』と説明した」と伝えた。

 この会議が開かれたのは、北朝鮮が核・ミサイル挑発の強度を高めていた時期で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮に軍事・赤十字会談を電撃的に提案した三日後のことだ。韓国政府は当時、「米国に(会談提案の背景を)事前に説明し、米国も十分理解を示した」と言っていたが、ホワイトハウス・米国務省関係者らは「韓国政府に聞いてくれ」と冷淡な態度を見せていた。

鄭智燮(チョン・ジソプ)記者

2017/10/13 08:42 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/13/2017101300649.html