韓国配備の米ミサイル防衛(MD)システムは、ロシアと中国に対して向けられている。ロシア外務省北米局のゲオルギー・ボリセンコ局長が、通信社スプートニクのインタビューで述べた。

ボリセンコ氏は、米国は同システムを公式的には北朝鮮による危険性を口実に展開しているが

「問題は、北朝鮮を攻撃する場合、これらの手段がその報復攻撃を阻止することは完全に不可能だということだ。朝鮮半島の国境は、韓国が隣接国の長距離砲の射程圏内に入るように引かれている。いかなる砲弾もTHAADシステムは迎撃しない。したがって北朝鮮に対しても、同システムは単に必要ないということだ」と指摘し、

そのため「我々も、我々の中国のパートナーも、THAADはロシアと中国に対して向けられていることを良く認識している」と語った。

https://jp.sputniknews.com/russia/201710114172530/


中国が非難 韓国のTHAAD配備はロシアの権益を損なう

韓国に配備の米国のミサイル防衛システム「THAAD」は中国、ロシアの安全保障に対する戦略的国益を損なっている。中華人民共和国中央軍事委員会、統合参謀本部、作戦管理部部長のジョウ・シャンピン少将は国連総会第1委員会のフィールドで行われたミサイル防衛システムについての露中のブリーフィングの席でこう指摘した。

12日、国連でロシアと中国の軍部によって米国のミサイル防衛システムのグルーバル展開についてのブリーフィングが行われた。

「米国が韓国領内に配備したミサイル防衛システム『THAAD』は中国、ロシアなどの諸国の安全保障の戦略的国益を深刻に損なうものだ。」中国国防省はジョウ氏の声明を引用して発表した。

中国側は米韓に対し、「中国などこの地域の諸国の憂慮に深刻に対処し、誤った決定を止め、対象となる設備を撤去」するよう執拗に呼びかけた。

https://jp.sputniknews.com/asia/201710134180491/