日韓関係発展で「共に努力」=韓国外相、杉山外務次官に

 【ソウル時事】韓国の康京和外相は18日、ソウルを訪問した外務省の杉山晋輔事務次官と会談し、日韓関係や北朝鮮問題などについて意見交換した。韓国外務省によると、康外相は「両国関係を未来志向的な協力パートナー関係に発展させるため、共に努力しよう」と呼び掛けた。
 杉山次官はこれに対し、「日本政府としても最善を尽くしていく」と応じた。康外相はまた、北朝鮮核問題の平和的解決に向け、日米韓が制裁と対話を含め、「あらゆる外交的努力を傾けるべきだ」と強調。杉山次官は緊密な協力を続けていく考えを示した。 

 康外相は17日、元慰安婦らを招き、昼食を兼ねた懇談会を開催。外務省内の作業部会で慰安婦問題をめぐる日韓合意の交渉過程を検証していることを説明し、「慰安婦問題は戦時の女性の人権問題であり、歴史の教訓として記憶されることが重要だ」と力説していた。

 18日の会談でも慰安婦問題で意見が交わされたとみられるが、韓国側の発表資料では触れられていない。(2017/10/18-15:08)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101800874&;g=pol