米外交専門誌「フォーリンポリシー」が報道

先月15日に北朝鮮が日本上空を通過する中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12号」を発射した際、東海(日本海)を哨戒中だった米軍艦にトマホーク巡航ミサイルの発射準備命令が出されていたことが分かった。

米外交専門誌「フォーリンポリシー」が18日(現地時間)、報じた。米国が北朝鮮のミサイル発射に対し、軍事的な反撃を準備していたことになる。

同誌は軍の消息筋の話として「東海を巡航中だった米艦に、北朝鮮の目標物を狙ったトマホーク発射準備命令が下された。これはトマホークを使用する可能性が高まっている重大な兆候だ」と伝えた。

「準備命令」が出されれば、上層部の命令に従って速やかに行動できる態勢を整えねばならない。同誌によると、トマホークの場合は目標物を設定するプログラミングなどの発射準備が行われるという。

トマホークは米軍が戦争を始める際、相手の目標物を最初に攻撃するのに使われる。2011年9月11日の米国同時多発テロの後、米軍がアフガニスタンを侵攻した際も、まず初めにトマホークでタリバンの拠点を攻撃した。

ニュー・アメリカ研究所のテッド・ジョンソン研究員は「準備命令は実際の行動を命令するわけではない」としながらも「(準備)対象がトマホークだという点は不吉だ」と述べた。

ワシントン= 趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員

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