北韓の武力挑発に備えて韓米情報当局が北韓の動きを注視しているなか、北韓が半年ぶりに大規模な火力訓練を行う準備を進めていることを示す兆候が捉えられました。

情報筋によりますと、北韓の長射程砲数百台が東部の江原道(カンウォンド)元山(ウォサン)に向かって移動している様子が、韓米の情報当局によって捉えられたということです。

元山は、北韓が去年から3回にわたって火力訓練を実施したところです。

北韓が長距離ミサイルの発射ではなく、火力訓練を行おうとしているのは、北東アジア情勢が緊迫化するなか、事態をさらに悪化させかねないミサイル挑発を避けながらも、外国からの圧力に屈しないという軍事的意志を見せつける狙いがあるものとみられています。

元山は、韓米海軍が現在合同軍事演習を行っている東海沖から遠くないところです。

また、中国共産党全国代表大会を開いている中国を意識したものという見方もあります。

情報当局は、韓米合同での海上訓練が終わる今週末あたりに北韓が火力訓練を行うとみて、北韓軍の動向を綿密に見守っています。

http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_IK_detail.htm?No=65490&;id=IK