2017年10月21日、中国メディアの環球網が、中国とインドが経済の要となる競争力指数で日本を上回ったと伝えた。

記事は、日本は先進国で経済や金融指数の多くが中国やインドを上回っていると指摘。しかし、2つの要となる指標では中国とインドが日本を上回ったという。米経済誌フォーブスによると、それは人材誘致力と人材確保力だ。

世界経済フォーラムが発表した2017〜18年版の国際競争力ランキングによれば、人材誘致力では中国が23位、インドは19位で、日本は73位だった。人材確保力では、中国が34位、インドが24位で、日本は44位だった。このほか、金融市場規模でも中国とインドは日本を上回っている。

この理由について記事は、人材の高い流動性を挙げた。人材は経済成長している所やチャンスのある所へと流れるためで、この20年、中国とインドは急速な経済発展を遂げたが、日本は停滞した。

別の理由として、中国は国内の大学レベルの向上を目的に、外国人の人材誘致のために多く投資してきたことがあるという。また、アリババ、テンセント、レノボなどの国際的に影響力のある企業が中国企業であることも関係していると分析した。(翻訳・編集/山中)

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171023/Recordchina_20171023000.html