中国共産党の習近平総書記は18日の党大会開幕式で演説し、都市と農村の経済格差の縮小、社会保障制度の拡充、環境保護重視の考えを示しました。

国民の生活の質を向上させるために成長減速を容認する姿勢を示したものと受け止められています。

中国経済の成長が減速すれば、韓国経済への影響は避けられません。

韓国から中国への輸出は、自動車部品や電子部品などの中間財が多くを占めています。

中国の企業はこれらの部品を組み立て、完成品を輸出していて、成長減速で中国企業の生産が減れば、韓国から中国への輸出が減ることにつながります。

また、経済格差の縮小へ向けて人件費が上昇すれば、中国に進出している韓国企業の負担はそれだけ増すことになります。

環境保護重視の影響も避けられない見通しです。

中国政府は昨年、幅広い産業で取締りを強化し、1万余りの工場が閉鎖に追い込まれました。

中国に進出している韓国企業も取締りの例外ではありません。

経済専門家は、中国の経済格差の縮小は国内市場の拡大につながるとして、中間財の輸出だけでなく、消費財の輸出を増やし、サービス分野の市場進出などにも力を入れていく必要があると指摘しています。

http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Ec_detail.htm?No=65513&;id=Ec

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