10月24日(火)21時13分 読売新聞


 【ソウル=岡部雄二郎】韓国外交省報道官は24日の記者会見で、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に慰安婦問題の関連資料の登録を目指している市民団体を韓国政府が支援していることについて、慰安婦問題の最終的解決を確認した2015年の日韓合意には反しないとの立場を示した。

 報道官は会見で、「慰安婦問題を歴史の教訓にしなければならないとの基本的な立場のもと、登録されるよう努力している」とした上で、合意違反だとする日本側の主張に対しては「そのような指摘には同意しない」と述べた。

 日中韓などの市民団体は昨年5月、元慰安婦の証言など約2700件の資料登録をユネスコに申請。今年5月に発足した文在寅政権は韓国政府として後押しする考えを表明している。

https://news.biglobe.ne.jp/international/1024/ym_171024_4672538682.html