【北京=藤本欣也】中国共産党が25日の最高指導部の記者会見で、産経新聞など一部外国メディアの出席を拒否したことに対し、中国の外国特派員クラブ「駐華外国記者協会」は27日までに非難声明を発表した。その声明文は以下の通り。

駐華外国記者協会は、少なくない外国メディアが中国共産党政治局常務委員会の記者会見の取材から締め出されたことを懸念している。他の多数のメディアに取材が認められたにもかかわらず、(締め出されたメディアは)出席を拒否された。

この記者会見は中国の最高指導部が参加するニュース価値の高いイベントであり、(中国当局が)何らかのメッセージを伝えるためにメディアを選別したと考えざるを得ない。当局が気に入らない報道をする記者を懲らしめる手段として、取材を規制することは、報道の自由の原則を著しく侵害するものである。

http://www.sankei.com/world/news/171028/wor1710280022-n1.html