中国メディア・今日頭条は29日、中国人が日本に行って初めて知る驚きの事実を9つ紹介する記事を掲載した。

 記事は「これらは、多くの中国人が日本を訪れた時に不思議に感じる事柄だ。もちろん一部に過ぎず、驚くことはまだまだたくさんある」とした上で、9つの事柄を紹介している。

 前半の5つは「問題が起きるとすぐに謝る」、「日本人は外国人が聞き取れないジャパニーズイングリッシュを話す」、「映画料金が全国的に同じである」、「トイレットペーパーが無料で提供されている」「至るところで制服を着た人を見かける」といったもの。

 制服について記事は「日本には時と場合に合わせて制服を着用する習慣がある。その習慣は幼稚園から始まり、小中学校、高校、大学、そして社会人になっても続く。好きなものを着ていい場合でも、日本人の半数以上は仲間がどんな服を着るかを参考にして服を選ぶという。彼らはみんなと違うことを異なるのだ」と説明。日本人が持つ大衆心理が大きく作用しているとの見方を示した。
 後半の4つは「電車がほぼ時間通り運行されている」、「文書や資料の見栄えを重んじる」、「安全・安心感が高い」、「自動車がクラクションを鳴らして歩行者を催促することがない」だ。

 中国人にとって、日本人が作る報告書や会議資料は丁寧すぎるとのことである。記事は「会社の資料が美しいかどうかは商談がうまくいくかどうかを大きく左右する。企画案、対外的な紹介資料、契約書など、どんな文書や資料に対しても日本人は高いクオリティを求める。資料づくりが基本的な仕事能力として評価されるのだ」と説明している。

 記事は挙げていないが、多くの日本人が自分の意見を主張しないことに驚きと戸惑いを覚える中国人も少なくないようだ。逆に日本人からしてみると、中国の人たちの自己主張の強さにはしばしば驚かされる。日本と中国は、やっぱり違う文化を持った国なのだ。
searchina
2017-10-31 15:12
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