安倍晋三首相は6日、トランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談を開催した。両首脳は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の政策を変えさせるため、圧力を最大限にまで高めていく方針を確認。中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けた協力の強化でも一致した。日米間の貿易不均衡問題を巡り経済対話の枠組みで協議を継続することで合意した。投資の活性化と、エネルギーやインフラ面などでの協力強化も申し合わせた。


 会談後の共同記者会見で、首相は最近の日米関係について「首脳同士がここまで濃密に絆で結ばれた1年はなかった。日米同盟の揺るぎない絆を示すことができた」と高く評価した。
 首相は「全ての選択肢がテーブルの上にある」として、北朝鮮への軍事的選択肢を排除しないとのトランプ氏の立場への支持を重ねて表明。対北朝鮮独自制裁の対象を拡大し、35団体・個人の資産凍結を7日に決定する方針も伝えた。


2017.11.6 16:52
http://www.sankei.com/photo/story/news/171106/sty1711060012-n1.html

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トランプ米大統領(左から2人目)との会談を前に栄誉礼に臨む安倍首相(同3人目)=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館

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トランプ米大統領(左)との会談に臨む安倍首相=6日午後、東京・元赤坂の迎賓館(ロイター)

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トランプ米大統領(右から2人目)とのワーキングランチに臨む安倍首相(左端)=6日午後、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)