【平壌11月19日発朝鮮中央通信】19日付の「労働新聞」は、最近、トランプのアジア訪問の目的を暴いた論評員の文を掲載した。

文は、トランプのアジア訪問が「北の核廃棄」を狙った無分別な対朝鮮圧殺訪問だということについて資料を挙げて暴露した。

トランプが就任後、初めて断行した今回のアジア訪問の基本標的は明白に共和国であった。

出会う相手が誰であれ、選ばずに「北の核脅威論」から大げさに唱え、彼らに対朝鮮制裁・圧迫に「総力」を尽くすことを強迫した。

威嚇半分、誘惑半分でアジア諸国を「北の核放棄」のための共助に執ように引き入れては「最大の対北圧迫に世界を結束」させたとほらを吹いているが、これこそわれわれの強大無比の威力を認め、それに独りでは対応することのできない米国の哀れな境遇だけを自らさらけ出したことである。

文は、トランプのアジア訪問が米国を肥やすための強奪訪問だということについても明らかにした。

今、米国の借金はほぼ20兆ドルで、事実上、国家の破たんを十回、百回宣布してもあまる域に至り、これはアメリカ合衆国の首を日増しにきゅっと絞める死の縄同様である。

このため、トランプはまるで飢えたオオカミのようにアジア諸国を奔走しながら手当たり次第にはたき、時にはメンツをものともせずに物乞いをするなど、手段と方法を選ばずに財布を満たすことに血眼になってのさばった。

文は、トランプのアジア訪問は米国の覇権的地位復帰を狙った狡猾(こうかつ)な訪問だと暴露した。

今回のアジア訪問でトランプ一味が狙ったまた他の主要な目的の一つが同地域に対する米国の支配権と統制権をより強めて没落する「唯一超大国」の覇権的地位を固守してみようとすることであった。

しかし、時代は変わったし、自主と平等、正義と進歩に向かった力強い人類の前進を米国が永遠にとどめることができると思うなら、そのように大きな誤算はないであろう。

文は、没落している「米国を再び偉大なものに」つくると大言壮語してホワイトハウスに就いたが、むしろ米国をさらに無力でみすぼらしくつくっているのはまさに、世界が狂人大統領とらく印を押したトランプ自身であると主張した。−−−


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