「CMに楽曲を提供すれば、レコード業界は広告費を使わずに
テレビで大規模なオンエアができる。」

「こうして、九○年から九八年にかけて、オリコン上位を占めるタイアップ曲のおよそ半分が
CMタイアップ、残りがドラマ・タイアップという状況が出現した」

「タイアップが定着する前と後を比べるとヒットの寿命は
「息長く大量に売れる」という「長雨型」から「より短期間に、より大量に売れる」という
「集中豪雨型」に変化しているのだ」
「カラオケには、(中略)他の音楽消費形態にはない際だった特徴がある」
「歌手に代わって消費者がその曲を歌ってしまう」
(Jポップとは何か)より」

「クラシックを対象にした生真面目な音楽論では、
長いこと「聴取」が大きなテーマになってきた。

「ポップ・ミュージックの受容に関しては、音楽自体にとどまらず、
歌手や演奏者のルックス、キャラクターもワンセットで消費されるのが常であり、
そちらの要素が音楽を凌駕しているケースも稀ではない」
『ソーシャル化する音楽』より


「現代の音楽市場は、アイドル、ヴィジュアル系(V系)、アニメソング、
ボーカロイドでおそらくはその五割以上が占められている」
「オールドタイプの音楽消費に親しんでいればいるほど、
この変化に鈍感な人が多いのが現実です(音楽消費とコンテンツの「価値」)」

マスメディアのタイアップ商法の考えから抜け切れず
音楽の受容環境の変化にもついていけないのが5ちゃんねるw