12/1(金) 19:01配信
時事通信

 【ソウル時事】韓国軍は1日、北朝鮮指導部の「斬首作戦」に当たる「特殊任務旅団」を編制した。

 国防省関係者が明らかにした。核攻撃の兆候を察知した場合、平壌に侵入し、核兵器使用の権限を持つとされる金正恩朝鮮労働党委員長らを「排除する任務」(同省)を担う。

 聯合ニュースによると、特殊任務旅団は陸軍特殊戦司令部の1個旅団に人員や装備を補強して編制。規模は約1000人で、1日に編制式が行われた。宋永武国防相は9月、斬首作戦の部隊を12月1日に創設し、来年末までに実戦能力が整うとの見通しを示していた。

 韓国軍は朝鮮半島有事を想定し、核攻撃を防ぐため、北朝鮮指導部を狙って直接反撃や報復を加える作戦計画「KMPR」の策定を目指している。特殊任務旅団はKMPRを遂行する主力部隊として位置付けられる。 

http://www.sankei.com/world/news/171201/wor1712010050-n1.html