12月5日 21時21分

5日午前、新潟市と佐渡市の沖合で木造船が漂流しているのが相次いで見つかりました。このうち新潟市では2人の遺体が流されているのが確認され、海上保安本部は天候の状況を見ながら、引き上げを検討することにしています。

5日午前9時前、新潟市の新潟空港の沖合およそ1キロの日本海で木造船が漂流しているのを空港の職員が見つけ、第9管区海上保安本部に通報しました。

海上保安本部などが調べたところ、木造船は波消しブロックに打ち付けられて大きく壊れ、現場の海域で2人の遺体が流されているのが確認されました。

海上保安本部は悪天候のため、夕方、遺体の引き上げを断念しましたが、天候の状況を見ながら、再開を検討することにしています。

一方、5日午前11時半ごろ、佐渡市石名の河口からおよそ300メートルの日本海でも木造船が漂流しているのが見つかりました。人は乗っていなかったということです。

海上保安本部によりますと、いずれの木造船も全長10メートルほどで、日本海で相次いで見つかっているハングルが書かれた木造船と構造などがよく似ているということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171205/k10011247721000.html