韓国を 「反日麻薬中毒」 にした日本外交

韓国人の反日感情の根源は 「自国の歴史に対する鬱屈した怒り」 だ。
千年に亘る悲惨な属国史、誇るに足る文化も無いという史実。それは日本人が実
感できない屈辱感・喪失感だ。困ったことに、この韓国の国民感情は、国が豊かに
なっても消える性質のものではないのだ。むしろ豊かになればなる程強まる、成
金がその出自を粉飾する心情に通じるものなのだ。

それを一時的にせよ忘れさせてくれるのが「日本の謝罪と賠償」という麻薬だ。即ち、
日本の謝罪は、「近現代における韓国の遅れは、日本の悪辣な侵略と世界史上例を
みない収奪統治のせいであり、韓民族の劣等性故ではない」と思わせてくれる。

韓国の戦後歴史教育は、この「暴虐で悪辣な日本」を刷り込むために行われてきた。
そこでは史実であるかは問題ではなく、癒しになるか否かだけが問題とされる。
長年の 「日本悪者論=捏造史」 の教育により、既に韓国は妄想史中毒になり、
異論を許さず、日本の謝罪という麻薬なしには社会を維持できなくなっている。

反省すべきは、その麻薬を提供してきたのが日本外交であるという事実だ。韓国政府
が不当な言い掛りをつけてきたとき、日本政府は当面の軋轢を解消し友好を維持す
るため、謝罪し経済援助を提供してきた。韓国にとって、反日が精神的満足と経済的
利益を共に得られる手段だと教え込んだのだ。

厳しい言い方だが、今日本政府が対韓外交で苦労するのは、この意味で自業自得だ。