北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、トランプ米大統領を非難する論評を配信した。

トランプ氏は18日、就任後初めてとなる米国の安全保障戦略を発表した。
論評は発表に先立ち、北朝鮮に対する先制攻撃も辞さないと主張するトランプ氏の強硬姿勢を非難した形だ。

論評は、「最近、米国の前職、現職の官吏とメディア、専門家の間でトランプが
実際に北朝鮮に先制攻撃を加えるかもしれないという世論が急激に拡散している」と指摘した。

つづけて、「朝鮮の核ミサイル基地に対する米国の制限的な攻撃さえも
朝鮮が決して制限的なものに受け止めないという点を知るべきであろう」と述べた。

また、「朝鮮が攻撃を受けても腕をこまぬいていると考えるのは空想である。
そのような攻撃は朝鮮の強力な対応だけ招くであろう」と強調した。

さらに、「米国内で高まっている対朝鮮先制攻撃反対世論の裏面には、
冒険的で危険極まりない考え方を捨てて大胆に政策転換をすべきだという一種の警鐘が敷かれている」と述べた。

その上で、「先制攻撃権は米国の独占物ではない。米国は、挑発者に対する朝鮮の核攻撃力と意志が
決して空言でないという現実を冷静に見なければならない」と忠告した。
http://dailynk.jp/archives/102058