国賓級礼遇でハルモニら迎えた文大統領…「12・28拙速合意」正すための第一歩
登録:2018-01-05 01:53 修正:2018-01-05 07:44

文大統領「痛恨晴らせなかった」 
政府の無能と無責任を謝罪 
「韓日関係で簡単にはいかない側面」にも言及 
イ・ヨンスさん「合意間違っていると言ってくれて 
胸がスカッとした…ありがくて泣きに泣いた」

文在寅大統領が今月4日、大統領府の昼食会に招待した日本軍「慰安婦」被害者のハルモニらを大統領府本館忠武室の入口で迎えている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社
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文在寅大統領が、昼食を共にした後、イ・ヨンスさんを見送っている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社
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文在寅大統領と夫人のキム・ジョンスク氏が今月4日、日本軍「慰安婦」被害者招待の昼食会に出席したイ・オクソンさんと記念撮影を準備しながら、イさんの身なりを整えている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社
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 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が4日、大統領府で慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)たちと共に行った昼食会は、国を奪われ、彼女らを守ってあげられなかった無能や終戦後に痛恨を晴らすどころか無視して放置した無責任、そして日本の謝罪と賠償を求めて一生を闘ってきたハルモニたちを「12・28合意」で再び傷つけた無分別について、政府が頭を下げて謝罪する場だった。

 イ・ヨンスさんやキル・ウォンオクさん、イ・オクソンさんなど慰安婦被害者ハルモニたちは、日本によって踏みにじられた花盛りの日々と、家族にも慰めてもらえず一人で抱えなければならなかった苦痛の歳月に対して、大韓民国を代表する大統領から公式謝罪を受けた。文在寅大統領は慰安婦被害者8人を大統領府に招待し、昼食を共にしながら、「国を失ったとき、国民を守れず、解放によって国を取り戻した後は、ハルモニたちの傷を癒し、痛恨を晴らさねばならなかったにもかかわらず、それができなかった。むしろハルモニたちの意思に反する合意をしたことについて申し訳なく思っている」としたうで、「大統領としてお詫び申し上げる」と述べた。文大統領は「ハルモニたちにお目にかかり、まるで母に会ったような心境」だとし、「ハルモニたちを全員大統領府にお招きするのが夢だったが、今日ついにおもてなしすることができて嬉しく思っている。国の道理を尽くすための努力だと思っていただきたい」と強調した。政府の無能や無責任、無分別についてハルモニたちに許しを請い、朴槿恵(パク・クネ)政権が2015年被害者の意見を黙殺して日本と拙速に結んだ「日本軍被害者問題合意」(12・28合意)が間違っていることを、当事者の前で正式に認めたのだ。

 この日の昼食会はまた、昨年12月28日、文大統領が「重大な欠陥があった」と規定した「12・28合意」を正すための政府レベルの手続きを進めるという意味もある。12月27日、韓日慰安婦被害者問題合意を検討するタスクフォースは、韓日間に「裏合意」があった事実と共に、被害者中心的なアプローチが十分に行われていないことを12・28合意の重大な欠陷として指摘したが、文大統領が今回直接被害者たちの意見を聞く場を設けただからだ。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29409.html