旧日本軍の慰安婦だった女性が米検索大手グーグルの検索結果で「売春婦」と表記されていることが8日分かり、物議を醸している。

「売春婦」と表記されているのは、慰安婦だったことを韓国で2番目に告白した故・文玉珠(ムン・オクチュ)さん。
IT業界によると、グーグルで文さんを検索すると、人物情報の職業欄に「売春婦」と表記されたという。

「売春婦」は日本の極右団体が慰安婦被害者の蔑称として使う言葉だ。

グーグルの人物情報は人手ではなくアルゴリズムによって編集されている。
ネット百科事典「ウィキペディア」やウェブ文書に書かれた情報を収集し、人物検索に反映している。

今回の問題は、グーグルのアルゴリズムが、ネットユーザーによって修正されるウィキペディアや
誤った情報の多いウェブ文書から情報を収集したために起きたとみられる。

グーグル・コリアの関係者は「人物検索で誤った情報が表示される場合、ユーザーからの情報提供を基に修正される。
文さんのケースも情報提供があったため現在修正作業を進めている」と説明した。

文さんは1924年、大邱で生まれ、40年に慰安婦として連れていかれた。
その後、中国・満州やミャンマーで慰安婦としてつらい日々を送った。96年に病気のため逝去した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/08/2018010802459.html