>>4のつづき

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▲宝城旅館では、茶を飲むことができるスペースがあり、宿泊客がなくても茶一杯に昔の趣を感じさせられる。

筏橋は日本人の往来が頻繁な所であり、近現代筏橋の歴史文化環境を形成する重要な拠点としての役割をしてきた。

ここは2004年、歴史と建築史の価値を認められ、「登録文化財第132号」に指定されていて、最近では「文化遺産国民信託」が運営を担っている。

小さな1階の客室に旅装を解いて、歴史の渦中の主人公たちが、疲れた暮らしをよそにしばらく休んでいた空間の意味を感じてみるのもよさそうだ。

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筏橋旧都市の各所が美しい壁画で飾られていて、歩く楽しみがある

ここではお茶を飲むことができるスペースがあって、宿泊客でなくても茶で昔の趣を感じることができる。

ただし、宿泊費が多少高価な点が少し残念だ。しかし、私たちの歴史の痛みを持つ建物を保存するためには必要だと思われる。

◇食事の場

「筏橋といえばハイガイ」というイメージが位置づけられてからもう長い。

筏橋は近くの汝自湾地域から出るハイガイが集まる集散地だからだ。

しかし、最近の旅行者はハイガイより別の食べものを探し始めた。

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▲にぎやかな宴会場のような有名店より、名前のない食堂で味の良い定食を見つけることが全羅南道旅行の真髄だ

ハイガイ一つ入った定食なのに、価格がかなり高いからためだ。

宝城旅館の向かいの路上で名前のない小さな定食家を訪れた。

快活なタイプの全羅道おばさんとおばあさんが一緒に運営するこの家は、宝城日程を通して行きつけたが、その度に新鮮な材料を使って全羅道定食特有の味わいを与えてくれた。しかも価格まで安かった。

にぎやかな宴会場のような有名店より、名前のない食堂で味わい深い定食を見つけることが南道旅行の真髄だ。

以上