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▲2006年のトリノ冬季五輪開会式に、南北統一旗で入場する韓国と北朝鮮の選手団=イタリア・トリノのコムナーレ競技場

 朝刊の産経抄は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会式に安倍晋三首相が出席するのは「論外である」と書いたが、小欄も同感だ。韓国と北朝鮮が合同入場行進で掲げる「統一旗」に、日本固有の領土で、韓国が不法占拠する竹島(韓国名・独島)が入るのでは、と危惧する。ありえないことではない。

 ▼統一旗は白地に空色で朝鮮半島と済州島を描く。2006年のドーハ・アジア大会で、南北は「独島表示」の新たな統一旗使用で合意していたが、「旗を作り直す時間がなかった」という。12年のロンドン五輪では、男子サッカーの日韓戦に勝利した韓国選手が「独島はわが領土」と書かれた紙を掲げて問題になった。

 ▼平昌五輪の公式ホームページも地図に「Dokdo(独島)」と表記していた。五輪憲章は政治的な宣伝活動を禁じているが、このありさまだ。国内世論を気にする文在寅(ムン・ジェイン)大統領も意に介すまい。反日宣伝の場になりかねないのに、首相の出席などとんでもない。

ソース:産経ニュース【浪速風】 開会式は「統一旗」に目をこらそう 「朝鮮半島と済州島」に竹島が入るのでは−の危惧
http://www.sankei.com/west/news/180119/wst1801190046-n1.html