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TBS系(JNN)

 ユニセフ=国連児童基金は30日、制裁下にある北朝鮮で暮らす5歳未満の幼児6万人が、死に至る栄養失調の危機に直面していると警告しました。

 これは、ユニセフが30日、今年1年で必要な人道支援をまとめた報告書を発表する中で明らかにしたもので、北朝鮮では栄養失調に陥っている5歳未満の幼児の数が推定で20万人にいて、そのうち、6万人は「死に至る可能性がある」としています。

 ユニセフによりますと、国連安保理の制裁決議は人道支援活動を制裁の対象外としていますが、燃料費の高騰に加え、人道支援物資を輸送・供給する企業が制裁違反になる可能性を恐れていることが、北朝鮮への援助物資の到着を遅らせているということです。このため、ユニセフは滞りなく支援物資を送ることが課題だとしながらも、「状況は次第に悪くなっている」と指摘しています。