韓国で日本語の学習熱が復調傾向にある。人手不足が深刻化する日本への就職に関心を持つ学生が増えたことなど、経済・政治情勢の変化が背景にある。釜山市の大学では、一般的な日本語の勉強にとどまらず、方言の練習や就職活動の面接指導など、多彩な取り組みが行われている。

 「もいっぺん、ゆうてみい〜」。同市にある釜山外国語大。一室では学生たちが日本の漫画を朗読しながら関西弁を学んでいた。

 このサークルは昨秋発足。韓国では2017年の15〜29歳の失業率が9・9%に達するなど若者の就職難が深刻化。労働力不足の日本への就職を目指す人が増えている。同大では近年、関西の企業に就職する学生が増えてきたことから、標準語だけでは入社後しばらく会話に苦労するだろうと、日本人教員の発案でこのサークルができた。

 メンバーは現在8人。4月から大阪の企業に就職予定の李光鉉(イクァンヒョン)さん(24)は「関西弁は本当に難しい。少しでも多くの言葉を勉強したい」と意欲を見せた。

「日本語能力試験」韓国内の受験者は増
 国際交流基金(東京)によると、韓国は日本語学習者が多く、15年は世界3位の約55万人(日本語教育機関調査、3年に1度実施)。高校の第2外国語の一つとなっているなど中高生の学習者が多いことが背景にあるが、世界1位だった09年の約96万人をピークに日本語学習者は減っていた。

 ところが、同基金が実施する「日本語能力試験」(年2回)で16年、韓国内の受験者が前年比11・9%増の6万771人に。17年はまだ申込者数しか公表されていないが、その段階でも前年比14・4%増。受験者数は7万人を超える可能性が出ている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180202-00010001-nishinpc-int
西日本新聞