http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180210/pye1802100043-n1.html

 平昌冬季五輪で10日夜に行われるノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS109メートル)の本戦に出場する葛西紀明選手(45)が同日、自身のブログを更新し、9日夜の開会式に出場した際に携帯型カイロを20個用意したことなどを写真付きで掲載した。

 平昌五輪スタジアムで行われた開会式で、葛西は日本選手団の旗手を務めて入場行進に参加した。ブログでは「聖火が灯される頃にはもう寒くて寒くて。これでも身体中にホッカイロ20個貼ってたんですよ(原文ママ)」と防寒対策を万全にしていたことを披露。しかし、「最後まで開会式見ようと思ってましたが寒さに負け途中で断念しました」と明かした。

 葛西は男子ノーマルヒル予選で、ジャンプスーツのチャックが完全に閉まっていなかったことが分かり、多くのメディアで取り上げられた。それでも98メートルまで距離を伸ばし、117.7点の20位で予選を通過した。10日の本戦に向け、ブログでは「チャックをしっかり閉めて、気持ちも引き締めて、メダル目指して頑張って参ります」とユーモア交じりに決意を新たにした。(五輪速報班)