2018年3月16日、韓国・亜洲経済によると、在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を受けた中国から韓国への報復措置で、中国から韓国への観光客が激減し、韓国国内の中級ホテルの客室稼働率は50%を切る事態となっている。参考消息網が報じた。

17年末時点のソウル市内のホテル数は399軒で、客室総数は5万3500室と初めて5万室を突破した。前年に比べて大幅に増加したが、中韓関係の冷え込みで中国人観光客は16年の半数近くに激減。15年より180万人も落ち込み、中級ホテルの客室稼働率は50%に届かず、閑古鳥が鳴いている。

18年に入っても中国からの客足は戻っていない。1月に韓国を訪れた中国人観光客は30万5127人で、前年同月に比べて46%減少した。17年通年では約1333万5800人で、前年に比べて約400万人減少している。

観光客が多く集まるソウルの江南地区でも、5つ星の高級ホテル以外は3〜4割しか埋まっていない状況だ。ソウル市内の高級ホテル関係者は「このままの状態が続けば、ホテルを閉めるしか手がない」と嘆いている。


2018年3月17日(土) 13時20分
http://www.recordchina.co.jp/b162054-s0-c20.html