http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/03/29/2018032903170.html

 日本の菅義偉官房長官は29日午後の記者会見で、4月の南北首脳会談に向けた韓国と北朝鮮の高官級協議での韓国の取り組みを評価する姿勢を示した。NHKによると、菅官房長官は記者会見で「北朝鮮の具体的な行動を引き出すために、南北高官級協議で韓国側から北朝鮮に対して働き掛けがあったと承知している」として「韓国側の取り組みに敬意を表したい」と述べた。

 南北はこの日、軍事境界線のある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で高官級協議を開き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談を4月27日に開催することで合意した。

 菅官房長官は「われわれは引き続き南北首脳会談と米朝首脳会談を通じて北朝鮮から具体的な行動を引き出すべく、4月にある安倍首相の訪米をはじめあらゆる機会を活用する」として「日米韓3か国の間で緊密に政策のすり合わせを行っていきたい」と強調した。

 また「日本政府は、北朝鮮の拉致や核・ミサイル問題の解決が順調に進んでいると認識しているか」との記者団からの質問に対しては「その方向に動いていると考える」と述べた。

 一方、安倍首相は来月18日、米フロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の別荘「マールアラーゴ」で、トランプ大統領と米日首脳会談を行う計画だ。