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 海洋進出を積極化する中国では国産空母の建造が進められている。日本でもその動向が大手メディアなどでたびたび報じられるが、中国人としては「空母建造」や「空母での各種テスト」は極秘事項であるはずなのに、日本で報じられることが不思議であるようだ。

 中国メディアの快資訊は21日、中国では空母建造を始め、空母に関わる情報は厳重に管理しているはずだと伝える一方、なぜ日本は空母建造の進捗度合いを知っているのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、一国にとってのあらゆる軍備のうち、空母は非常に重要な存在であり、空母を保有している国はいずれもその技術や情報を非常に厳重に管理していると紹介。たとえ価値がなくなった空母であっても、その空母を他国に売り渡すということは「通常はあり得ないこと」であり、それだけ空母は機密事項が多い存在であり、空母建造やその進捗も同様に機密事項であることが通常と論じた。

 続けて、中国の空母建造の道のりは決して容易なものではなかったと指摘する一方、その極秘中の極秘であるはずの中国の空母建造について「進捗を手に取るように知ることができる国が世界に1つだけある」と主張し、それは日本だと主張。日本ではたびたび中国の空母建造の様子を撮影した写真が報じられることを強調したほか、先日も中国の空母が太平洋で艦載機の発着艦を行ったと報じられたことを紹介し、なぜ中国は空母の建造や訓練などの情報を公開していないのに、日本はその情報を知り得るのだろうかと疑問を投げかけた。

 さらに記事は、日本が中国の空母建造の進捗を知っていることに対し、中国では「関係者のなかにスパイがいるのではないか」と疑っていると伝え、スパイが存在することは「あり得ない話ではない」と主張。なぜなら日中戦争時にも中国には多くのスパイがいたからだと主張し、「日本に情報を得る同胞はそんなに金が欲しいのか」と批判した。(編集担当:村山健二)