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北海道ニュースUHB

 10年ぶり3回目の南北朝鮮首脳会談を受け、札幌市に住む在日朝鮮の人達からは南北統一の気運が盛り上がってくれればと期待の声が聞かれました。一方で、北海道民からは日本の立場を危ぶむ声も。

 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は4月27日午前9時29分に両国の軍事境界線上で握手しました。

 小出昌範ディレクター:「"歴史的首脳会談を、熱烈支持・歓迎します"と書かれた朝鮮総連会議室では、多くの人たちがその瞬間を見守りました」

 札幌市中央区の朝鮮総連北海道本部では、大型スクリーンに映し出される会談の模様に、時折拍手も湧き上がりました。

 朝鮮総連職員 オウ・キョンジュンさん(25):「この瞬間が見られて幸せというか、元は一つの民族という実感が湧いてきました」

 北海道民からは北朝鮮を中心に各国が首脳外交を活発化している一方で、日本が取り残されないか心配する声も聞かれました。

 北海道民:「お互い国同士仲良くやればいい。問題は拉致問題。今回拉致問題が進まなければ解決が遠のく」「韓国と北朝鮮が折り合って一つになればいいが、そうはいかないと思う」「日本の立場が弱くなっていくというか、韓国の方が一生懸命やっているようですが」