https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180502/k10011425581000.html
5月2日 18時38分

2日午後、中国人の男性から「東京・新宿区のビルで2人組の男に襲われ、金を換金するなどして持っていた現金3500万円を奪われた」と届け出があり、警視庁は、強盗事件の疑いがあると見て調べています。

警視庁によりますと、2日午後3時すぎ、中国人の32歳の男性が「東京・新宿区百人町のビルで2人組の男に襲われた」と、近くの交番に届け出ました。

男性はこのビルの3階にある「東京留学サポートセンター」の事務所で働いていて、外出先から帰ったあと、男らにいすに座らされた状態で粘着テープで体を縛られ、現金を奪われたということです。

当時、事務所にはほかに誰もおらず、男性は自分で粘着テープをほどいて、近くの交番に向かい、けがはなかったということです。男性は奪われた現金は「JR上野駅周辺の貴金属買い取り店で、友人から頼まれて金を換金するなどして持っていた3500万円だった」と話しているということです。

男性の話では、2人組の男はいずれも年齢が20代から30代の中国人と見られるということで、警視庁は強盗事件の疑いがあると見て調べています。

現場はJR大久保駅からおよそ150メートル離れた、飲食店などが立ち並んでいるところで、ビルが面している大久保通りでは通行規制が行われ、一時騒然としました。