https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00000130-jij-cn
時事通信

 【北京時事】中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は7、8両日、遼寧省大連のリゾート地で夕食会や昼食会などを通じて会談を重ねた。

 3月末以来、短期間のうちに行われた今回の会談で、中国は「親密で友好な雰囲気」(中国国営新華社通信)を演出。史上初の米朝首脳会談を控え、「北朝鮮に対する影響力」を国際社会に誇示する習氏の狙いがうかがえた。

 中国国営中央テレビは8日夜のニュースのトップで中朝首脳会談を報道した。着席して行われた正式会談の様子に加え、通訳だけを伴い両首脳が2人で風光明媚(めいび)な海辺を散策する姿も放送。両首脳は時折笑顔を浮かべ親しげに話していた。また、リラックスした様子で屋外で腰掛けて会談する場面では、正恩氏の隣に妹の金与正党第1副部長が同席していた。