国際サッカー連盟(FIFA)がワールドカップの公式Instagramのアカウントに、戦犯旗の形を顔にペイントした日本のサッカーファンの写真を掲載して物議を醸した。当然、韓国ネチズンの抗議が殺到した。FIFAの公式メールとSNSのアカウントに抗議のメールを送り、戦犯旗の写真を直ちに削除する事と再発防止を要求した。FIFAは該当の映像を掲載してから9時間後に削除した。

問題は日本がかねてから憚りなく、戦犯旗を応援道具として活用している事である。毎回発見する度に韓国ネチズンの抗議にぶつかっているが、日本の行動は相変わらず繰り返されている。FIFAは他の国に侮辱感を与えたり、政治的と認識されるスローガンを見せる行為を禁止しているが、日本は気にも留めない雰囲気だ。昨年4月、水原ワールドカップ競技場で行われた水原(スウォン)三星(サムソン)と川崎のアジアチャンピオンズリーグの試合でも、戦犯旗を振った日本のファンが摘発された事例がある。先日には、ロシアワールドカップのテーマ曲『コロス(カラーズ=Colors)』のミュージックビデオに戦犯旗が登場して、その後削除されている。

サッカー界で戦犯旗が登場するのは、歴史と意味に対する無知のせいである。戦犯旗は1870年に日本陸軍の軍機に指定された。その後1945年に日本が第二次世界大戦で敗れ、戦犯旗の使用は禁止された。しかし日本は海上自衛隊の創設と共に戦犯旗を復活させ、現在まで自衛隊の軍旗として採択している。ナチスの象徴であるハーケンクロイツの使用を厳格に禁止したドイツと比較される行動である。さらに日本はスポーツやエンターテイメントなどで戦犯旗を露出させ、過ちを正当化させている。

誠信(ソンシン)女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授を始め、一部もネチズンが『戦犯旗退治キャンペーン』を繰り広げて努力している。しかし、決して個人の力だけで解決できる事案ではない。国際社会でこの問題の深刻性を共有できる映像コンテンツなどを作り、YouTubeやSNSなどで知らせるなどの『広報』に尽力して、政府も積極的に乗り出す事が戦犯旗を退治する最も良い方法である。

私たち一人一人も、戦犯旗の意味を見逃してはいけない。特に、戦犯旗模様の服を着たりした一部の芸能人の事例は、多くの国民の努力を水の泡にする事を肝に銘じなければならない。

ソース:NAVER/イーデイリー(韓国語)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=110&oid=018&aid=0004106671