韓国への終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に伴う中国の報復で、韓国製化粧品の世界市場での順位が8位から9位に後退した。
 市場調査会社ユーロモニターによると、昨年の韓国製化粧品の市場規模は125億6000万ドルで、インドに抜かれ9位となった。昨年は韓国製化粧品の市場規模が前年比0.9%伸びたにとどまったが、インド製化粧品市場は9.1%成長した。
 1位は米国(869億7000万ドル)、2位が中国(534億9000万ドル)、3位が日本(360億7000万ドル)、4位がブラジル(321億3000万ドル)の順だった。韓国製化粧品は2012年にイタリアを抜き8位に浮上した。以降、年平均5%以上伸び、7位のフランスを追い上げたが、昨年3月に本格化した「THAAD報復」で韓国を訪れる観光客が激減し、伸びが鈍化した。中国市場での売り上げの伸びも頭打ちの状況だ。
 一方、米国のファッション・ビューティーメディアWWDは、韓国のアモーレパシフィックが世界の化粧品業界ランキングで5位から12位に後退したことを明らかにした。chosunonline
2018/05/22 08:53
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